大場 慧祐

 

PROFILE

大場 慧祐

公認会計士

大手監査法人に入所後、東京事務所に3年、札幌事務所に4年の計7年間勤務。東京では、上場企業とパブリックセクターの監査を並行して担当。札幌では地元企業を中心に製造業、小売業などの監査を担当したのち、2021年7月にあかり監査法人に入社。

悔しさから公認会計士を目指した

実は合格した大学にあまり納得が行かず、入学当初から忸怩たる思いがありました。そんなときに進学塾の先生から、難関資格を取得すれば大学名は関係ないと諭され、大学時代から会計サークルに入って公認会計士を目指したのです。そうして合格後は、大手監査法人に入所して、東京事務所に3年、札幌事務所に4年の計7年間勤めました。東京では、上場企業とパブリックセクターの監査を並行して担当。札幌では地元企業を中心に製造業、小売業などの監査を担当していました。  

自分自身の成長につながるチャンスを掴む

あかり監査法人に入社したのは公認会計士の先輩に誘われたのがきっかけでした。監査法人からの転身というと事業会社への転職や独立という選択肢がよくあるパターンです。ですが私自身は、そうした環境変化ではなく、あくまでも監査に軸足を置きながら業務の幅を広げたいと考えたのです。そもそも前職の大手監査法人で7年と比較的長く勤めたのは、そこで経験できることを納得のいくレベルまで身につけたかったからです。早く上場企業の現場主査を担当したかったのですが、先輩担当者から引き継がれるまで時間がかかり、2年ほど待つこととなりました。それもあって、自身の成長につながるチャンスがよりつかみやすい環境を望んだのも、転職へと背中を押しました。現在は上場企業や上場準備会社の監査をメインに行っています。前職では上場企業の監査は経験しましたが、上場前の企業の監査は初めてなので新鮮です。いろいろリスクを考え、緊張感をもってやっています。  

分かってきた「監査のおもしろさ」

監査を通して、財務諸表を見てクライアント企業の状態が分かるようになってきたというところですね。自分の知識や経験により、財務諸表や会社の状況を見ただけで、監査で気をつけるべき点が分かるようになるのです。そうなると面白い。そしてクライアントを説得するにも、根拠を持って説明ができ、納得してもらえます。それは監査の仕事ならではの面白さだと感じます。  

大手ではパートナーは雲上人、キャリアも固定されていた

前職ではベテラン会計士が多く、私はまだまだ若手の部類でした。また、全体の方針は基本的にトップダウンで、もともと外資色が強いこともあり、海外からの要請で方針が決まることも多かったように思います。
あかり監査法人はフラットな風土で、パートナーもメンバーの意見に耳を傾けてくれ、尊重してもらえる雰囲気があります。前職の大手監査法人では、パートナーは雲の上であり、質問は1つ上のポジションの方にするものでした。皆忙しいため、「ちょっと待って」と言われて、声をかけてもらえるのは3時間後になることもありました。
また、大手だとキャリアパスが明確な反面、それに乗るしかないともいえます。担当するクライアントによってやることが決まってしまい、そこを覆して自身のキャリアイメージで希望を言うことはほぼできません。あかり監査法人では、自由度高く、やりたいことに挑戦もできるので、一通り経験して何かしら閉塞感があるのであれば、ここにジョインしてもらえれば面白みが感じられると思います。  

上場準備やM&Aなどに幅を広げていきたい

かねてから興味のあった、上場準備のショートレビューやデューデリジェンスですね。完全ではない状態から、優先順位をつけて整え、IPOを成功させるというのは、出来上がったものを見るのとはまた別のやりがいを感じられそうだと期待しています。また、デューデリジェンスの際には、われわれのような監査法人が会計部分を見ますので、そうした案件を手がけてみたいです。