森 新吾

 

PROFILE

森 新吾

公認会計士

大手監査法人で会計監査を5年、コンサルティングを7年経験。その後、事業会社3社で経理実務の経験を積んだのち、2021年4月にあかり監査法人に入社。

事業会社を経験してから、再び監査法人でチャレンジしようと決めた理由

ベンチャーの事業会社から見ると、本来の監査法人はもっと頼もしい存在であるはずなのに、ベンチャー企業にはあまりコミットしていないように感じていました。大手監査法人にとってIPO前後の企業はビジネスのメインとはいえません。一方で、あかり監査法人ではIPO前後のようなあまり規模の大きくない会社を主な対象としていくと聞き、俄然興味がわきました。また、支援される側の事業会社での経験を生かせる点も魅力でした。
監査法人と事業会社の両方を経験した上で、また監査法人に戻るというのはめずらしいことかもしれません。実際、私のなかでも葛藤はありました。もともと大手監査法人での経験があるとはいえ、この世界は少しずつ地道にキャリアを積んでいく人が多いものです。そうした人に伍していけるか、高度な監査業務にキャッチアップできるかと悩みました。ただ、あかり監査法人であれば自分の強みや特色を生かせると思ったのです。それは、経理実務の現場経験です。会計士が事業会社に転職する場合、部長や役員として経営に携わる人も多いのではないでしょうか。その点私は、経理担当者や経理課長として実務をやってきたので、現場を深く知っています。この経験を強みにできればと考えました。  

監査とコンサルティングの両取りを目指す

現在は監査業務よりも、経験をより生かせるコンサルティング業務が中心です。具体的には、IPOを目指すベンチャー企業の上場申請支援で、国際会計基準(IFRS)対応や、有価証券報告書の検証などを手がけています。そのほかにも、上場検討企業のショートレビューなどを行いながら、監査業務の勘を取り戻し、求められる水準をつかんでいるところです。  

あかり監査法人はIPO前のベンチャー企業のよう

社内の雰囲気はIPO前のベンチャー企業のようです。創業メンバーを中心にまさに大きく成長しようとしている雰囲気です。組織などもまだ固まりきっておらず、多様なバックグラウンドの新しいメンバーが加わることで、より成長を加速させようとしています。コンサルティングも比較的新しく取り組み始めたものであり、より多くのお客様に知っていただくためにチャレンジしているところです。新しいメンバーで新しいことに挑戦している勢いを感じます。  

監査法人はいまでも過酷な職場なのか

働き方という点でいうと、私が大手監査法人にいた頃には毎日夜も遅く非常にタフな環境だったように思います。しかし時代の変化により、この数年、大手監査法人では労働環境が大幅に改善したと聞きます。中小監査法人はそれぞれの経営方針によると思います。あかり監査法人では、人手不足なので補充という採用ではなく、これから事業を拡大するための増員だということだったので、安心して入社を決めました。実際に、各自の状況や現場のキャパシティを考えて業務が行われています。  

お客様目線での監査を究めたい

自身の経験を生かして、お客様目線での監査というのを究めていきたいですね。私は、監査法人として対応できることだけでなく、事業会社側で解決すべきこと、また、監査法人に相談してもらうべきことについて肌感を持って知っています。この強みをもっと生かしていきたいです。まだ監査法人を活用し切れていないお客様に対しても、コンサルティングやサポートの目線で独自性を出していければと思っています。