「株式会社Crowe AKH(クローエーケーエイチ)」は海外案件のリスクアドバイザリー業務を主に対応している、あかり監査法人のグループ会社です。現在、業務拡大に合わせて積極的なキャリア採用を行っています。
今回は株式会社Crowe AKH 代表取締役 安 貴夏さんと、あかり監査法人 代表社員 中田 啓さんの二人に、CroweAKH設立の経緯やあかり監査法人との関係性、それぞれの会社の魅力などについて語り合ってもらいました。
PROFILE
安 貴夏
株式会社Crowe AKH 代表取締役。韓国4大会計事務所にて会計士としてのキャリアをスタートした後、9年間日本中堅監査法人にて上場会社監査及び様々な国際業務を経験。現在では国境のないリスクアドバイザリー業務に携わる。
中田 啓
あかり監査法人 代表社員。日本中堅監査法人にて14年間上場会社監査を経験し32歳の若さで社員就任。同法人退社後独自に監査法人を立ち上げる。
就職氷河期時代に海外留学・就職を経験
――安さんの自己紹介と、これまでのご経歴を教えてください。安:私は現在、株式会社Crowe AKH(以下、Crowe AKH)というリスクアドバイザリー会社の代表取締役を務めております。
新潟で生まれ育ち、高校卒業後ニュージーランドへ2年間留学をしましたが、1998年のIMF通貨危機の影響を受けてやむなく一時帰国しました。1年ほど働いて学費を貯めて今度はタイのバンコクへ移り、インターナショナルスクールで残りの大学課程(経営学)を修了しました。その後は当時就職氷河期だったこともあり、韓国のソウルへ移って勉強を続け、MBAを取得しました。
自分の専門性を見いだせないまま企業を転々とする中、韓国の4大会計事務所に入ることができ、2年間監査や内部統制関係の仕事を経験しました。
当時、米国公認会計士の試験合格者として日本事業部に所属していたのですが、専門性及び言語的な面で自身を韓国の会計士と比較した時、そして日系企業の方々に日本の会社法の質問を受けた際など、自身の知識不足から「大きな壁」にぶつかったと思いました。
結果、「日本で一からやり直してみよう」と日本へ戻り、コンサル会社を経て某中堅監査法人にて9年間無我夢中な時期を過ごしました。中田とはこの監査法人で出会い、この時国際業務を何件か一緒に対応しています。この監査法人を退職後、リスクアドバイザリーに魅了されてこの分野に転換し、Crowe AKHを立ち上げました。
語学力と専門知識を併せ持つコミュニケーション力が強み
――Crowe AKHの設立の経緯を教えてください。
安:当時所属していた某中堅監査法人がCrowe Globalという国際会計ネットワークに加盟しており、私は特定社員としてCrowe Globalとのリエゾンを行っておりました。Crowe Globalを通して学ぶことはとても多く、監査法人で学んだ知識をもとに、監査法人退職後リスクアドバイザリーの法人を立ち上げました。
リスクアドバイザリーを運営するに当たり、中田に「一緒に仕事をやらないか」と声をかけたところ二つ返事で了解してくれました。
前職にて上司・先輩であった中田には、その行動力や分析力に驚くだけではなく、色々なことを教えてもらっており尊敬する存在でした。現在もその分析力をもって業務上のアドバイスを得ており、本当に良いパートナーに出会えたと思っています。
中田:前職の時から安は高い語学力だけでなく、ビジネスの経験や会計的な知識なども豊富に持ち合わせていて、とても貴重な人材だと思っていました。語学力と専門知識、この両方を兼ね備えた人材は業界中探してもなかなかいないので、誘いを受けて今一緒に働けているのは本当に運が良かったと感じています。
監査業務で海外との対応があるときは安に通訳をしてもらうのですが、監査の知識や相手のビジネスへの理解ができていないと、やはりすごく難しいことなんですね。安はそういったことを理解したうえで通訳してくれるので、彼女の能力はやはりとても高いと思います。
安:私自身も、自分の得意分野は語学力と専門知識を合わせたコミュニケーション力だと感じています。韓国居住時代や監査法人時代は気付かなかったのですが、今になってこれは自身の大きな強みであると胸を張って言えるようになりました。
監査やリスクアドバイザリーの業務分野は多岐に渡っているので、残念ながら全ての分野で私はスペシャリストですと叫べるものではありませんが、今までの経験から幅広い分野における知識があるので、それをもとに、各分野に特化した専門家の方と日本語が話せない海外のお客様との間に入って調整をするといった業務も行っています。
Crowe AKHの業務拡大
――あかり監査法人とCrowe AKHの関係性を教えてください。安:あかり監査法人とCrowe AKHは直接的な資本関係はありませんが、中田があかり監査法人の代表社員を務めかつCrowe AKHの取締役を務めており、両社の経営に携わっています。同じ事務所を使っており、Crowe AKHとあかり監査法人が相互の業務支援を行っています。
中田:とはいえ、実際には英語対応が必要なCrowe AKHの業務対応は代表である安1人がメインで行っています。そして、ありがたいことに現在Crowe AKHの業務が急拡大しており、あかり監査法人からのバックアップだけでは足りない状況になってきています。そのため、現在Crowe AKHの専属的なメンバーの採用を進めています。
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グループ会社との関係がより幅広い業務経験を可能にする
――働く人にとって、あかり監査法人・Crowe AKHの魅力は?安:まだまだ我々は小さな法人ですので、多岐にわたって様々な業務に携われる環境です。よって、幅広い業務を学びたい、なんでも挑戦してみたいという方にとってはとてもいい環境だと思います。あかり監査法人とCrowe AKHには、自分で考えて「こういう業務をやりたいです」というような方の背中を押してあげる風土がありますね。
中田:あかり監査法人にとっては、Crowe AKHがグループ会社であることでCrowe Globalのような国際的なネットワークファームとつながりが持てることが大きいです。通常、あかり監査法人の様な小規模監査法人が国際的なネットワークファームと関わりをもつことは難しいので、今後我々が国際展開していく中で、このつながりは非常に強い武器になります。
また、これは監査法人業界ではどこも言えることですが、監査を長年やっていくとだんだん飽きてしまう人が結構いるんです。そういった中で、Crowe AKHとグループ会社であることで、リスクアドバイザリー業務、しかも海外業務ができる機会をメンバーに与えられるというのはあかり監査法人にとってはメリットです。また、Crowe AKHからすれば、海外のリスクアドバイザリー業務だけでなく、監査やコンサルティングの国内業務を行うことも可能になるので、お互いに幅広い業務に挑戦できるというメリットがあります。
事業拡大のカギは、より多様な人材を集めること
――これからどのような方にあかり監査法人・Crowe AKHに加わってほしいですか?中田:「自分はこういうことがやりたい」というやる気を幅広く受け入れる環境、カルチャーがあるので、例えば今まで大手監査法人に務めていて、自分のやりたい業務ができなかった人なども、自分の思うような業務ができるチャンスがあります。
今後あかり監査法人とCrowe AKHを拡大させていく上で、今行っている業務だけを続けるのではなく、例えばコンサルでも新たな分野に進出していきたいし、国内だけでなく、海外対応もしていきたいと考えています。そのために、より多様な人材を集めることが現在の課題です。自分が得意な分野で新しい事業を開発したいとか、ある分野の専門家になって一事業を大きくしたいという気持ちや熱意がある人は、ぜひ来ていただければ嬉しいですね。
また、多様な人材を集めたいという課題に対し、「子育てみらいコンシェルジュ」を導入したように、男女問わず、家庭を持っても継続的に仕事をしてもらえるような環境を整える取り組みも進めています。
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